FC140US特性変化について

毎日暑い日が続きます。
（昨日今日はちょっと涼しいかな）

「災害級の酷暑」ということで、皆様油断する事なく御自愛ください。

また、台風が来ている様なので合わせてご注意下さい。


さて。

お問い合わせ頂いた内容をご紹介致します。

FC-140US特性変更についてです。

FC-140USはFC-140Uの後継モデルの仕上げ用ウレタンバフです。

●FC-140Uについて
FC-140UはRSE-EVOと同時開発されたモデルで、濃色車の仕上げに対し
最高の仕上がりをお約束する為に開発されました。
素材・センター孔サイズ・仕立て・厚み等随所にこだわりを持った
バフとしてロングセラーとして好評頂いておりました。


●FC-140USとの関係性
しかしながら、2018年初頭にウレタンフォームの加工を行うブリジストンの子会社が
火災を起こし、その後FC-140Uをはじめとして同業他社様も同素材の原料が入手できず
難儀しておりましたが、各種のウレタンフォームを検証した結果、現在のFC-140USが誕生しました。

●FC-140USの特性
FC-140USは素材こそ変更したものの、厚みや仕立て方法などはFC-140Uと全くの同一規格で、
FC-140Uと比較すると若干硬く、粘りの強い素材になりました。
単純に言えば硬くなってしまったことによる仕上げ性能の低下は隠しようがありませんが、
素材自体がすでに廃盤となってしまったので、そこを突いても意味がありません。
ただ、仕上がらないかと言えばそういうわけでは決してないのでご安心を。
逆に若干耐久性が向上するというメリットもあります。

●特性変化への対策方法
研磨力とほぼ反比例する仕上げ性能。であるならば、研磨力を
低下させる調整を行うことで改善されます。
・回転数を下げる
・研磨圧力を下げる
などがそれにあたります。両方を試してみると良いでしょう。

●今までうまくいってたのに！
仰ることは分かりますが、すでに無い物になってしまっているので、
新しい仕上げ技法を生み出すしかありません。
まずは回転数を下げつつ、研磨圧力を少し抜いてみましょう。


というわけで、今回に関しては私たちもどうしようもない事ですので、
腕でカバーして頂きたいと思います！


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