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CATEGORY : STAFF DIALY

万能!?LHR15マーク3


弊社でのRUPES(ルペス)ポリッシャーの取扱い商品で、最も売れ筋なのは言うまでもなくBR112AESです。特に実店舗でBigfootシリーズのLHR12/15/21系との使い分けを行なったお客様は8割以上BR112AESを購入されていかれます。
切れるダブルアクションの代名詞たるRUPES(ルペス)において、このBR112AESが使い比べの結果、売れる理由はその目的(=切れるダブル)に最も近いイメージだったからだと感じています。この辺りのお話は毎度してますね。おさらいだと思ってください。




高い買い物じゃないの?




意外と多いのがモデル名を知らないまま使用しているお客様。
「俺ルペス買ったんだ〜」で終了しているパターンで、「材料屋が持ってきたからよくわからない」という方がひっじょーに多い!
嘘かと思われても構いませんが、本当に多いんです。ルペス、買ったけど型式わからないって方。数字がヘッドキャップに書いてあるからその数字だけわかるという方ですね。買う側に高いものを買う時の危機感がない事もありますが、正直なところ売る側にも問題あると思います。これだけ有名なブランドのモデルですから、「会社の在庫がそれしかなかった」は今後通用しないかもしれません。同業者としてのご提案と受け取って頂ければ幸いです。




研磨力だけじゃない!Rupesの良さ!




今回のMagazineでは研磨力だけに依存しない、Bigfoot、LHR系の良さについてお話ししたいと思います。既に以前ご説明している部分もありますが、改めて耳を傾けて頂ければ幸いです。
まずご覧いただきたいのはこちら。








あくまでイメージです。先ほどのお話しと合わせて考えてみましょう。
多くのユーザーの目的は研磨できるダブルアクション、初期研磨からしっかり切れて次工程でリカバリー(バフ目消し)が楽なポリッシャー(本当はバフ、コンパウンドも)を探しているとします。
つまりシングルアクションの強力な研磨力を持ちながらも、オーロラや深いバフ目が入らないようなポリッシャーです。これを解決できるのは先述のBR112AESで間違い無いでしょう。




LHR15マーク3の良さとは?




研磨力に勝ることは、BR112AESには敵わないでしょう。
しかし!
LHR15には幅広く使えるという非常に大きな利点があります。それは研磨レンジの広さにあります。研磨レンジとは、そのポリッシャーやバフが受け持つにあたり最適な「研磨力/仕上げ性能」を意味しています。これが広いほど、様々なシチュエーションで使う頻度が高くなりますが、逆に研磨レンジが狭くても他のポリッシャーが受け持っていないシチュエーションがあったとすると、その状況下で選択するべきポリッシャーは1つしかない(厳密にはそんなことはないんですが)というお話になります。




ではLHR15マーク3の研磨レンジとはどのようなものかといいますと、BR112ほどキレはしないものの、BR112よりもよく仕上がる(綺麗になる)ので、この一本で事足りるケースが多いということです。BR112AESで仕上げようとすると細かな傷が残ることがありますが、LHR15マーク3ではこのそれよりも綺麗になるということです。では実際にどんな感じになるかというと…。




こんな感じのが…




こうなります。




組み合わせたのはこれ!







LHR15ES MarkⅲBLT-CFC-125EBですね。
O145も準備していましたが、案外FC-125EBでそこそこ仕上がってくれたので、このままいきました。塗装面は2005年式ベンツBクラス右フロントフェンダーで、カラーコードは191コスモスブラックです。多分純正塗装。作業時間はマスキング(ボンネットとバンパー)を含めても10分しないほど。正味5分かからない程度でした。
幸い古いコーティング等もなく、水拭き・乾拭きからの磨きなので、下処理とよべるものはなかったです。








よく見るとライトのところに傷が残っているのがわかります。ちょっと深めな傷ですね。この辺を気にしないということであればマーク3を1工程でこのレベルまで。中古車屋さんが飛びつくわけですよ。




マーク3のありがたみを知ること!




わたくしKenはこういった仕事の関係上、ポリッシャーを触りはしますが、何台も何十台も何百台も磨いているわけではありませんので、言うてみれば素人同然なのです。そんな私が「あ、結構綺麗になってるね」と言われる仕上がりにたった5分。便利ですね〜。周囲の職人さんたちがルペスをもって「職人が育たない」と言う理由がわかります。これ、便利すぎて応用が効かないですもん。
シングルアクションやギヤアクションを使っていた人間が使うLHRと素人が握るLHRでは可能性の幅は大きく開きそうですが、目の前の仕事をこなす能力は間違いなくあると思います。




苦手な部位は??




あります。このベンツはキャラクターライン(プレスライン)が逆Rで入っていて、そこをうまく磨くことはできませんでした。




LHR75とかが欲しくなりますね




そんなわけで、今日は入社したての若造くんに最適なポリッシャー、LHR15マーク3についてレビューさせていただきました。
ちなみにビッグフットLHR15マーク3にもKAISERWHEEL取り付けは可能です。ぜひ合わせてご検討下さいませ〜(在庫切れだけど)。





POLISH MASTER'S MUST ITEM