「ガラスコーティング」と呼ばれるコーティングが世に浸透して、早10年以上。
ワックス→ポリマー加工→ガラスコーティングと、塗装保護膜としてその時代やエンドユーザーからのニーズに応じてカーディテイリングショップは様々なコーティング剤を試してこられたものと思います。
「少しでもエンドユーザーの車が綺麗な状態を保てるように」と考えるガチなディテイリングショップさんは、少しでも耐久性の良いものを提供しようと様々なコーティング剤を試されてきたでしょう。本当にご苦労されてきたかと思います。
耐久性を重視しない業者は本物じゃないってか?
もちろん、施工性を重要視される方もいらっしゃるでしょうが、それはそれで会社が置かれている環境やユーザー・元請けからのオーダーの内容もあるかと思います。施工性を重視して回転を良くする事も企業としての戦略の1つでもあると思うので、それを否定はしません。立派だと思います。
BlackJackシリーズとは?
今では星の数ほどありそうな、様々なコーティング剤。私たちBulletが扱う3D HYBRID COATやBlack Jackシリーズもそれらの1つです。
取り扱っているコーティングの中で、最もハイスペックなものは?と聞かれると私たちは3D HYBRID COATをお勧めしますが、今回はBlackJackシリーズの疎水・低撥水モデルであるイプシロンをご紹介します。
まず、BlackJackシリーズとは、創業30年超のディテイリングショップ「ファンクルーズ」がブランド化しているガラスコーティングの名称で、「一液硬化」「無溶剤」を徹底したシリーズです。これはコーティングとしての一種の基礎情報でもあり、ファンクルーズが考える「一定以上のプロ品質」シリーズになります。
ではなぜこれが最低限のプロ品質なのかと言いますと、ガラスコーティングを謳うものには皮膜の主成分の含有率が低いものや、主成分とは別に排水性能をトップコートで付与するタイプのものもあります。
含有率の低さは施工性を向上させる意味合いが強いものもあり、例えば有機溶剤を使用して施工性をあげる事ができるメリットもありますが、成分から溶剤分が揮発すると、塗布したものの一部が揮発することになり、造膜するコーティング皮膜が薄くなる(痩せる)という事があります。
また、トップコートで排水性を向上させるタイプのものは、酸性クリーナーを使用すると排水性能を溶かしてしまう事があるケースが多く、シリカスケール除去に対してデメリットが大きい事もあり、一液にこだわるBlackJackの意味合いがご理解頂けると思います。
そして有機溶剤は作業者にとって大きな健康被害を及ぼす事があります。
また、作業する側だけでなく、塗装面・環境にも悪影響があります。大した事ないように思えますが、この差は非常に大きいと思います。
まとめると
Black Jackとは、
・酸性クリーナーが使える(シリカスケールを除去しやすい)
・痩せが起きにくいので造膜効果が高い(保護性能が高い)
・皮膜自体が排水性能を持つ(疎水性が長持ちする)
・有機溶剤含有タイプと比べると作業性は高くない
・作業者、塗装、環境に優しい
コーティングということになります。
3D HYBRID COATという素晴らしいコーティングの影に、こんな高スペックなコーティングもあったわけです。そしてぶっちゃけ安い!
概ね3Dのほぼ半額というのも、ディテイリングショップファーストの設定になっています。このコーティングの価値はここにもありました。
余談ですが、BlackJackとはカードゲームからではなく、作業難易度も非常に高く、絶対にコーティングしたくなるボディカラーNo.1である
「黒(Black)を制する(Jack)」ことからブラックジャックなのだそうです。
EPSILONとFLAT
Black JackにはEPSILONとFLATと呼ばれる2種のモデルが存在します。
親水タイプをご希望の場合はFLATもお選び頂けます。
ぜひBlack Jackコーティングを御社のアフターマーケで活用してみて下さい。