最近、メルカリなどのDIYユーザー向けの商品において、いかがなものかと思える商品説明を散見します。メルカリやヤフオク、ラクマなどではDIYを楽しむ方という客層が多く(プロの方が買うような場所ではあまりないのかも…?という意味です。プロの方は安定した仕入れを行う必要があるのがほとんどだと思うので、こういった単発販売をされるところでは通常仕入れないのが一般的)、リテラシーが低めの方に対して、説明不足であるか、意図的に説明を省略しているように感じます。
オーロラがでないバフです
オーロラ・ホログラムといった現象の主たる理由はバフに起因するものではありません。依存するのはどちらかというとポリッシャーです。
シングルアクションのポリッシャーによる連続の研磨痕がオーロラの最も多い原因です。ダブルやギアでオーロラ状の研磨痕が全く出来ないわけではありませんが、それはバフやコンパウンドが主となって発生するものではありません。
という事は、バフやコンパウンドでどうにかなるという説明は、そもそもおかしいのです。
それを論理的に証明する事よりも、オーロラを意図的に作成できるかどうかでご判断頂けると思います。「そうなる時がある」では根拠として薄いですからね。
ちなみに弊社では毎日意図的なオーロラマークを作成しております。営業時間内であればいつでも御来社下さい。
私が見た製品は、「初心者におすすめ!ダブルアクション・ギヤアクションに使用できるオーロラになりにくい素材のバフです」というような文章だったので、そもそもダブルやギアで使うバフなのに…と感じたわけです。
プロ向けに「ダブルやギヤで発生するオーロラ除去」だったら、おお!となるんですが…。そういったものではなさそうですね。
コンパウンドにおいては、「オーロラが出にくいコンパウンドです」というのはよくある話なのですが、これはオーロラの「発生」云々の話ではなく、オーロラを含む「傷」が見えやすいか否かを本来であれば説明すべきです。
・オーロラが発生していない
・オーロラが発生しているけど人間には見えない
・オーロラが発生していて、しかも人間にも見える
というのは全然別の話なので、商品を購入する際や、説明を聞く場合はこの違いを含めて検討なさってはいかがでしょうか?
BULLETでは前時代的な「情報弱者からの搾取」をガンガン潰していって、楽しくてきちんと儲かる磨きライフ(お仕事含む)を提供していきたいと考えています。他所様の商売の話なので口出すのもちょっとアレかなぁと思ったのですが、私たちも信念持って仕事させて頂いていますので、戦うところは戦おうと思います。