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CATEGORY : STAFF DIALY

面研磨とエイム


シングル・ダブルに関わらず、Bulletではポリッシャの消耗や寿命の観点などから、基本的に面研磨をお薦めしています。弊社独自で作成したダブルアクションの取説(購入時についてきます)にも記載している通り、各部のヤレを防ぐことや、重点的なバフ傷を防止するためにもこの面研磨というのはベースとなる磨き方であると考えています。




一方で、「フラットな研磨圧(面圧)をかけるだけでは抜きにくい・または時間がかかるものがあるから、部分的には立てるケースもある」という話を技術スタッフから聞き、個人的にテストを行いました。
あまり時間がなかったので画像を撮っていなかったのですが、確かに撫でているだけでは消しにくい傷というのがあるように思えます。使用した機材と環境は以下の通り




Bullet店舗画像



車両・BULLET デモ車 PTクルーザー ボンネットフード
塗膜・ R-M 1:3 補修用クリヤー (銘柄不明)
傷・プラスチックの部品をやや強めに押しつけた線状スクラッチ
機材・BR 112AES / KAISERWHEEL / FC-125EB / BLT-C / ダイヤル5-6
環境・FLEX DWL2500 LED照明 / 屋内 / 室温22度前後




BR112との組み合わせ自体は比較的傷を追いやすいマッチングですが、しっかり加圧しないと時間がかかりそうな傷でもあったので、ある程度加圧しましたが、確かにピンポイントでその線傷だけを狙うのは「面」では難しいです。まぁ分かりきっているものではありましたが。
で、実際にバフを立てるという行為をやろうとしてもBR112とKAISERWHEELでいわゆるシングルアクションでやるような「立て」はできませんでした。当たり前ですね(^^;)構造的にも無理があります。




Aim=狙う




ただ、回しながら言わんとしていることはわかりました。要は立てるとまではいかなくても、わずかに研磨面とバフの間に角度をつけて磨く場所を意識する・狙いをつけるという意味だったのかと思います。正直今までも無意識で行なっていたことではありましたが、改めて意識的にそして言語化すると「確かに面研磨ではないな」と感じました。
というわけで塗面をよく見て狙って傷を抜いていく動作・イメージを「エイム」と勝手に名付けました。すでに磨きにおけるエイムという言葉を使ってらっしゃる方がいたらすいません。別に起源を主張したいとかではないです(笑)
また、塗面をよく見るとサラリと書きましたが、コンパウンドの特性も考えないといけません。余剰油分や艶出し成分で傷が見えなくなるとエイムもへったくれもありません。水性コンパウンドBLTシリーズがお薦めです(唐突な営業)!




基本的には面研磨で作業を推奨し続けていくのですが、以前から申し上げている通り100%面研磨しなくてはいけないというわけではありません。必要に応じて微調整を行なって頂ければと思います。
特に危険な事をしなければ使い方はある程度自由度がありますので、色々と試して頂くと良いかと思います。店頭でも面研磨・エイムに関してご体感頂けますのでお気軽にご来店下さいませ。




追記 エイム=点圧




先述のスタッフに確認したところ、上記の考え方で問題なさそうなのですが、ちょっとイキって「エイム!!(ドヤァ)」と名付けたアレは「点圧」というようです。「面圧・点圧」で呼称されているようです。検索したところ磨Detailingさんのページがあり、やはり点圧という言葉をお使いになっていらっしゃいますので間違いなさそうです。俺、恥ずかし!!
…くもないですし、行動自体はどちらかというと「エイムして点圧をかける」で合ってると思うのでガンガン併用して行きたいと思います(笑)おじさんになると恥じらいがなくなるんですね (^_^;)








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