商売人の心向き

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少し間を置いてしまいましたが、今日もちょっと内面のことを。

昨日ちょっとした経緯があり、財布を新調する事になりました。
財布の新調は5年ぶり以上のことで、ワクワクしているような、そうでないような。

というのも、今回のお財布は自分で購入するものではなく、プレゼントとして貰うものなので、相手に金を使わせてしまって悪いなという気持ちもあったわけです。ありがとう嫁。

お店は池袋の西武百貨店内。
百貨店というガラでもなく、商品選びなんて緊張して汗かくほど…。
まぁ、せっかくなので、ずっと欲しかった某B社のラウンドジップを購入してもらったのですが、約10万円ほどの買い物でした。高っ！
少なくとも自分が持つ財布としては現在最高額です。

店員さんは非常に丁寧で、ブランドや百貨店の品位を損なうような事が一切ないような素晴らしい接客をしてくれました。扱っているものに対して誇りを持っているようにも見えました。

ちょっとした慣れの感覚

先述の通り自分で購入するものではなく、お金を払って貰うということや店員さんのとても丁寧な態度もあり、10万円という大金の価値を改めて感じたのです。この10万円を稼ぐ為に、妻が働く時間はとても長いものです。そんな薄給の妻から10万円の財布を買ってもらうこと自体がそもそも論としてちょっとナンセンスなのですが、今回はその話ではなく、私たちが普段取引している金額では「10万円というのはすごく大きなものではない」と感じている金銭感覚の麻痺が怖いなと感じてしまったのです。

例えばBullet Customized Complete BR112AESなどはほぼ今回の財布と同額ながら、そんな高額なものを扱っている感覚が少しおろそかになっていなかったかなと。

機械工具だから高額なのは当たり前、たくさん注文をもらうもの（つまり普通）だから、他の人もそうしてるから。

そんな思い上がりや先入観、慣れから、お客様から頂く金額を大切に扱っていないような態度に繋がっていなかったか、またはそう思われていないかと途端に怖くなったのです。

当たり前の話ですが、お客様に対しては極力丁寧な態度を心掛けてはいるつもりです。しかし、今回の百貨店のような態度を取っていたかなと聞かれれば答えはNoだったように思えます。

金額の大小ではなく

商売人として、大切なものを再確認させてもらった財布と店員さんと妻に感謝する1日でした。

今回はたまたま自分にとっても大きな金額だったからこそ再注目できたことですが、少額だって同じこと。自分や自分の会社を選んで頂いてお支払いを頂くことのありがたさを皆様今一度見直してみてはいかがでしょうか。

まずは自分から。本日もたくさんのご注文ありがとうございました。

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