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BULLETでは昨年末から事業の運営に関わるサポートをさせて頂く部署を設けさせて頂きましたが、今日はこの中から意外と多い掲題の件についての内容を少しお話ししたいと思います。
過去にも同じような内容について書いた気もしますが、今日はパーツ単位での請求についてお話ししてみようかなと思います。
ファーストステップは?
事故上がり・鈑金上がりのコーティング再施工は、エンドユーザー様はもちろん施工店側も見落としがちな内容になりますが、保険請求できる範囲の内容となりますので、初回施工後の納車時説明では必ずご説明ください。
弊社取り扱いのコーティング剤では施工証明書を同梱しておりますので、施工証明書のご説明時に保険請求が可能である旨を伝えるところからお願い致します。
パーツ単位での価格を設定すべし
事故の補修後の再施工や、建築塗装のミスト除去なども含め、全体の再施工を保険会社に請求すると結構な割合でハジかれたり、ダンピングにあったりします。要は見積もり・請求への正当性が薄いと判断されるわけです。ですので実際の施工部位のみ見積もりを行っている旨を客観的に出さなくてはいけないので、初回施工時の価格を提示した上で、社内規定として予め「ボンネットは○%」、「スライドドア●%」、などと規定しておき、初回施工時の価格を乗算して見積もり・請求を行います。予め社内規定を取り決めておく理由としては常に保険請求の際は他の保険会社への請求も一律で行っている旨を提示・伝えておく為であり、その時々において都度適当に請求することに対する不整合がないことを、明示しておきます。信頼は積み重ねになりますので、不正請求を行っていない会社であることを常々アピールしておくのも重要です。
初回施工時の価格×部位別割合=見積・請求額
ちなみに初回施工時の価格は納品書や過去の請求書や領収書などを添付すると非常に信頼性が高くなります。
ただし、部位別料率を設定しておくことで施工店には信頼度向上と合わせてデメリットも受け取ることになります。それは「絶対的な施工費用の低さ」です。
広義での「再施工」には補修塗装を部分的に磨いたりコーティングを施工したりする他に、納車・施工部位以外の洗車・ご説明作業などの付帯作業も多く、通常通りの施工金額をパーツ部位で分割した金額では割りに合わないことがあります。これらの付帯作業を予めパーツ部位に組み込んでおくことでこれを解消することが可能です。要は通常施工料金で1台施工するよりも、パーツ分割して計算して1台施工した場合の方が高くなるように設定します。
言葉だとわかりにくいので、一例として部位別割合を作成しました。
画像の割合はあくまで一例です。
これを全て丸々一台分カウントしていくと(RバンパーとRフェンダー(片側)は配置できなかったのでそれぞれ8%、15%としておきましょう。)、ガラスをのぞいて162%となります。仮に初回施工(100%)が90,000円だと仮定すると、部位別計算で一台請求すると145,800円となります。
保険会社からすると実際にパーツ部位別で請求した方が無駄がなく安く上がり、一定のライン(部位別合計で100%を超える状態)を超えた場合は再施工の方が安くなりますので保険会社も上限金額が設定されると同時に、エンドユーザー様からすると再施工面とそうでない面の状態のズレがなくなる為、納車時満足度が高くなるという双方のメリットがあります。
しかしながらパーツ部位別100%に満たない場合は、パーツ別とはいえ通常施工よりも高いレートで費用が頂けるということになりますので、施工店にとっては上記の付帯作業分も回収できるという方式になります。
関係者のメリット一覧
・エンドユーザー様
無駄なく施工してもらえる、施工範囲が広い場合は全体を再施工してもらえる
・保険会社
施工料金に透明性と正当性があり不安なく支払いができる。また、上限金額が設定される。
・施工店
通常より高いレートの施工費用を請求できる、一定以上の施工で前面再施工となり満足いく形でご納車ができる。
ただし、施工店は前提として下記の準備が必要になります。
・初回施工時に施工証明書と保険請求についてのご説明を行っておく。(施工証明発行は絶対条件)
・パーツ部位別施工費用の準備を行い、保険会社にいつでも提出できるようにしておく(一般ユーザー用にも転用可能です)
・エンドユーザー様に初回施工時の領収書や請求書を取っておいてもらうと信頼性が高くなります
いかがでしたでしょうか?注意点としては部位別パーセンテージを極端に上げすぎるとそもそも保険会社(アジャスター)からダンピングを食らう対象になりえます。
車両やコーティング銘柄にもよりますが、部位別で数千円から1万円中盤くらいのパーツ請求が重なっていった方が保険会社(アジャスター)からの見た目が良く、ごまかしやすい(ゴマかすわけではないですが)ので、割合は慎重に調整しましょう。あくまで誠意がベースになります。
ぜひ「部位別割合一覧」をご準備下さい。また、施工証明書が付属するコーティング剤をお選び下さい。
「細けぇこと考えるのは面倒くせぇから、お前ちょっと来て説明しろ!」というお客様はぜひお問い合わせ下さいませ。
BULLETで取り扱っている施工証明書付きコーティング剤一覧
・3D Hybrid Coat 15 Basic
・3D Hybrid Coat 15 Fullkit
・3D Hybrid Coat 20 Basic
・3D Hybrid Coat 20 Fullkit
・Black Jack EPSILON Basic
・Black Jack EPSILON Fullkit
・Black Jack FLAT Basic
・Black Jack FLAT Fullkit
・IGUAZ
・ガラス撥水剤 FLARE 30
【ご注意下さい】
保険請求対象になるかどうかは、各保険会社の規定にもよりますので、当社で保険請求の合否を保証するものではございません。あくまで経験による参考となりますので予めご了承下さいませ。