バフの仕上げ性能の代償

しばらく更新を怠ってしまったので、今月はここからハイピッチ目に進めていきます。

今日はバフの特性について

最近のBulletではバフの特性をレーダーチャート（蜘蛛の巣チャート）にして、オンラインショップ上である程度の特性を把握していただけるように努めておりますが、ご覧頂けてますでしょうか？

今回はこのチャートのうち、耐久性と硬さ、そして研磨力・仕上げ性能の関係性をご説明いたします。

全てのバフに当てはまる訳ではないのですが、基本的な考え方としては下記の通りになると考えています。

・硬さ＝研磨力＝耐久力
・これと反比例して仕上げ性能が向上する
・柔らかいバフは仕上げ性能が高い反面、研磨力が低く耐久性に不安が残る

ということです。全てのバフに当てはまらないと前置きのエクスキューズをしたのは特異な特性を持ったバフも存在する為、例外もありますよ、と心に留め置いて頂く為です。例えばFC-125EBなどの羊毛バフは一見モフモフしているので仕上げ用のバフに見えますが、研磨力が高く、上記セオリーと異なります。

で、たまに「バフ一枚で難題くらい作業できますか」といった質問を頂くことがありますが、特性によるのでお答えできません。
汚れもまともに落とせていないパネルを仕上げバフで磨くとあっという間にダメになりますし、仕上がらない硬いバフならばいくらでも磨けるかもしれません。

バフは用途によって使い分けをし、手入れをしっかりとして頂くと非常に長持ちします。あとは無理にエッジの立った部位を磨こうとすると…

あっという間にバフが使い物にならなくなります。
このまま使うと、ほつれたスポンジくずが研磨面に入り込み変な傷になったりします。すぐに捨てることをお勧めします。

長くバフを使うためには

研磨レンジを考えてみましょう。
ポリッシャー・バフ・コンパウンドにはいずれも適切な研磨レンジが存在します。

例1：研磨力を高く（塗装後の肌荒れ修正）
ポリッシャー：PE-1400（シングル）
コンパウンド：BLT-A（細目）
ではバフは？：

例２：仕上げ性能を重視（濃色車の仕上げ）
ポリッシャー：RSE-EVO（ダブルアクション）
コンパウンド：BLT-C（超微粒子）
ではバフは？：

適切なバフ選択を行うことで、耐久性と仕上げ性能を得意なレンジで受け持つことができ、長くお使い頂けます。
また、適宜清掃を行なって頂くとさらに寿命は長く、仕上がりもよくなります。
バフ選択を見直してみる良い機会にして頂けると幸いです。

【Topics】サイト内の微妙な修正を行いました

・ガラス撥水「Flare」に施工証明書を同梱し、画像を追加しました
・マイクロファイバーGX・AXの画像を追加し、商品説明を更新しました
・BlackJack FLATの排水画像を追加しました

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